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プロメテウス(2012) [怪物ホラー]

原題:Prometheus
監督:リドリー・スコット
脚本:デイモン・リンデロフ / ジョン・スパイツ
出演:ノオミ・ラパス / シャーリーズ・セロン
マイケル・ファスベンダー / ガイ・ピアース

あらすじ
考古学者が見つけた壁画を頼りに、人類の祖がいる可能性のある銀河の惑星へ航行してきた主人公たち。
しかしそこで見たものは。




オカルト☆1
クリーチャー☆1
エイリアンキタ―(゜∀゜)―!!☆4
デイヴィッド☆4
平均☆3


☆の内訳。

オカルト満足度☆1
人類の起源を解き明かす!みたいな壮大な野望を掲げて始まった割に何も解き明かしていないというか、そうだったのか!的カタルシスが皆無。
人類の起源が宇宙人!?てのは古典とも言えるネタなわけで、もはや出落ちと言ってもいいこのネタを、何のサプライズもない未消化のまま宇宙空間に放り投げるのは中途半端に過ぎる。
全体に、だから何?感が漂い微妙すぎる


クリーチャー満足度☆1
ヒト型とイカ型の2種類のクリーチャーを用意して起きながら、どちらも中途半端過ぎる。
エイリアンシリーズのような、原始的な生物に闇の中から狙われる恐怖に怯えることもなければ、プレデターシリーズのような、知的な生命体に追い詰められる恐怖もない。
ある意味では常に薄笑いを浮かべるデイヴィッドが最大の恐怖とも言えるのだが、個人的にはイカにもっと頑張って貰いたかった。


エイリアンキタ―(゜∀゜)―!!度☆4
しかしエイリアン誕生のシーンと、ナイフで切ったら強酸の体液を撒き散らすシーンは
うっひょーーー―(゜∀゜)!!
てなったのでそこは評価する。
惜しむらくはシーンが少なすぎること
イカ頑張って!


デイヴィッド度☆4
この映画はそもそもデイヴィッド(マイケル・ファスベンダー)のために見たので、その点は非常に満足している。
映画に先行して、デイヴィッド8型アンドロイドのCM風広告が出ていたのだが、あれを見てからずっと、デイヴィッドが気になって気になって仕方がなかった。

YouTubeなんかで検索したら出てくるのだが、デイヴィッドが、泣くシーンがあまりにも心を掴まれる。
広告は、喜怒哀楽のあるアンドロイドを売り込む内容になっていて、
「デイヴィッド、何が君を悲しませる?」
と問われたデイヴィッドが、
「戦争、貧困……理由のない暴力(unnecessary violence)」
と答えながら一粒の涙を流すのだ。

ファスベンダーの涙が美しいのは、X-MENFirstClassを見た人ならわかるだろう。
その美しいファスベンダー=デイヴィッドが涙を流しながらも、その涙は感情からのものではないというアンバランスさ。
それがプロメテウス全編を通してとてもよく出ている。
もちろん彼の演技力によるところも大きいのだが、無表情でいると神経質そうに見える美貌が絶妙にかもし出す、ヒトならざるモノ、の佇まいがとても美しいのである。

例えば、冒頭のミーティングで大柄な身体を小さな椅子にちょこんと収めて、“人間を不快にしない”微笑みを浮かべているデイヴィッドはまるで天使のようだ。
とても愛らしい。
そうかと思えば、上から命じられるままに人間を実験体にしながらも“人間を安心させる”微笑みを浮かべる場面もある。
惑星探査のときは好奇心一杯の表情で首を傾げて物を見たりもする。
そして私が何より好きなのは、エンジニアに破壊される時のデイヴィッドだ。
首を掴まれるその瞬間まで、エンジニアの大きな手が髪に触れるのを、子どものように「これから何が起こるんだろう」とでも言うような表情で見つめているデイヴィッド。
彼はヒトではないが故に恐怖も感じない。
この世に何も恐れるものはない、失いたくないものもない、愛するものもない、そのくせ“ひとに好かれるように=嫌われないように”行動するよう仕向けられているデイヴィッドの、本人が感じることすらない悲哀に胸が締めつけられる思いがする。
・・・ということで、美貌のアンドロイドを愛でるためなら見ても損はしない映画ではないだろうか。個人的願望(欲望)としては、劇中で涙を流してくれていたなら、デイヴィッド度は☆5だった。

細かいシーンとしては、ブラックジャック先生もビックリの強行手術シーンは、
Caesarean(帝王切開)するように機械に頼んでいるけれど、エイリアン=性暴力のメタファー説を推している私としては、あれは帝王切開ではなく中絶としてほしかった。


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