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エアベンダー(2010) あとシャマラン監督の話。 [ファンタジー]

エアベンダー(2010)
原題:The Last Airbender
監督:M・ナイト・シャマラン
出演:ノア・リンガー / デーヴ・パテール
   ニコラ・ペルツ / ジャクソン・ラスボーン

あらすじ
火水気土4つのエレメントそれぞれをもつ国があったが、火の国が他国を支配しようと動き出した。
4つのエレメント全てを操る才能をもつ"アバター"である少年アンは、ひとつずつエレメントを習得して火の国に対抗する力を得ようとする。

世界観は東洋のファンタジー的な感じですね。カンフー?太極拳?の動きとか取り入れてるし。
でも完全にアジアってわけでもなく、ほどよい文化の混じった感じ。
足りないとしたらアフリカ系の要素があまり見えなかったかな。
なんで4つのエレメントを統べる者のはずなのに、タイトルが“エア”ベンダーなのかと思ったら修行の途中で脱走したから風?気?のエレメントしか使えないそうです(笑)

少年役のノア・リンガーは公開当時で10歳。
顔立ちは幼く見えますが、声がすごく落ち着いて響くのでかっこいいです。
火の船から逃げるときの、杖を扇子みたいなグライダーにするのもテンションあがりました。
あと知ってる役者さんは、トワイライトシリーズのジャスパー役だったジャクソン・ラスボーン(サカ役)くらいでしょうか。
若い新人役者を多く起用しているのかな。インド系の人はボリウッド界では有名な人なのかもしれないですが、インド映画ってほとんど見たことないのでわかりませんでした。

あと、火水気土それぞれの人種が違うのが面白いなと思いました。
火はインドとか中東系。水はヨーロッパ系。土はアジア系。
気はよくわかんなかったけど…あの僧院は気の国なの?
それとも各国のベンダーが集められるアバター養成所なの? 

戦闘が地味なんだか派手なんだかよくわからない感じでした。
モーションがでかい(そして長い)ので、戦闘っていうよりは舞踏みたいでいい感じでした。

水の女王が精霊に命を返すというあたりシャマラン全開ですね。
人には宿命があり世界の調和の為にしなければならないことがある、与えられたら与え返さなくてはならない、というバランスの思想。
精霊が2匹の鯉で太極図っぽくなるのもいいですよね(*´ω`*)

しかし全体に色々とブツ切れな印象があるのですが……。エピソードの間をナレーションでつなぐようなのが多くて、撮りたいシーンだけ撮ってつないだみたいな印象が強い映画でした。
まあ設定が好みだからいいんですけどね。

そして、今までのシャマラン映画は壮大なはずの話が個人のスケールで語られるという感じも良かったのだなと思いました。ちょっとこの作品はスケールでかすぎて、監督の手に余ってる感じがします。精霊のくだりもダラダラ語ったわりにちょっとだったし。ドラゴンの存在が万能すぎてなんかちょっとずるい割に存在感ないし。

Wikipediaによるとラジー賞を5部門(最低映画賞、最低脚本賞、最低監督賞、最低助演男優賞、最も3Dの使い方が間違っている映画賞)とってるらしいですねwwwww 
最も3Dの使い方が間違っている映画賞ってwwwwww 
まあこのような評価は、さもありなん、という感じですが、彼にはアカデミー賞よりもラジー賞をとるようなB級テイストな映画をたくさん撮ってもらいたいと思っているので、個人的にはむしろ喜ばしいです。
続編にも期待しております。



そしてちょっと、監督の話を。
シャマランは、もしかしたら一番好きな監督なのかもしれないです。シックスセンス以降、世間的には期待を裏切り続けている(と思う)彼の映画ですが、私には「サイン」が白眉。
とても真面目にやってるのにツッコミどころが多すぎるところと、あとは監督の宗教観というか世界観、もしかしたら宇宙観?がにじみ出ているところが好きです。

シックスセンス以降の作品しか見たことないのですが、彼の作品は常に大きなあらすじが同じだと思うのです。それは

「世の中の全ては必然であり、“宇宙を統べる法則=神?”の計画とも言える何かに人間は支配されており、人間には気づかれないようなささやかさで、世界では起こるべくして起こることが起こっている。しかし一方で一部の人間は偶然“それ”に遭遇してしまうことがある。その者は宇宙の必然を垣間見、万物の調和のために働く責務を負う、いわば救世主である」

というもの。言葉にすると安っぽいんですが、一見トンデモなストーリーたちの中にある、ブレのなさがたまらない。
そんなに詳しく分析しながら見たわけじゃないので、間違ってたら申し訳ないんですが、例として。

「シックスセンス」だと、死者がそのへんにいるっていうのが神の計画・宇宙の法則にあたる部分で、救世主は少年で、死者と生者に調和をもたらしてる。
「アンブレイカブル」は、全てのものには“対”があるっていうのが神の計画で、救世主はブルースウィリスで、存在していた絶対悪に対して正義の鉄槌を下してバランスを取っている。
「サイン」は、人間は日常生活のなかで知らずに何らかの暗号(サイン)を受け取っているっていうのが神の計画、救世主ってほど大げさではないけど息子を守った父親がキーパーソンになってて、サインを読み解いて非日常から日常(調和)を取り戻す結果になっている。
「ヴィレッジ」は村の長老たちがあの箱庭の中の神=決定者と呼べる存在で、盲目の少女が外の世界と内の世界をつなぐ働きをする。
「レディ・イン・ザ・ウォーター」はわかりやすく、管理人のおっちゃんが口伝(神の計画)を解明して、あっち側から来た使者とこっち側のバランスを守って世界を救う。
「ハプニング」は、人間を滅ぼそうとする植物=神の計画っていうのに学者が気づくまではいいんだけど、別に解決してなかったよねあれ? 映画館で見たときに、これはシャマラン映画としてはないわ、って思った記憶がある。1回しか見てないから何とも言えないので、これは保留。
「エアベンダー」も4つのエレメントという宇宙の法則に、少年が調和をもたらす話。

ここまであからさまに信念をもってやってる監督さんは他にいない気がするので、これからも作品をおっかけていこうと思っています。
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コメント 1

www

エアベンダーの続編がみたいです!
どうか、エアベンダーの続編を
やってください!
お待ちしております!
by www (2013-12-23 22:35) 

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