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AVP2 エイリアンズVSプレデター(2007) [怪物ホラー]

原題:Alien vs. Predator: Requiem
監督:コリン&グレッグ・ストラウス
出演:レイコ・エイルスワース

待望のAVP2みてきましたよー。
良かった。
途中どうなることかと思ったけど最終的にはよかった。
以下、鬱陶しい解釈(笑)をいれつつのネタバレ。

前回、1の感想が似非論文調だったので
今回はどうまとめるべきか悩んだのだが、
見ていて私の心の中では二転三転があったので
覚えてる限り時系列順に書いていこうと思う。

エイリアン(プレデリアン)に全滅させられ、地球の森に落ちて
しまうプレデターの宇宙船。
森で狩りをしている親子(ハンティングが始まる暗示?)がそれを目撃し、最初の犠牲者となる。

…襲われるの男かよ!
とりあえずそこで「あんまりだ、お前ら何もわかっちゃいない…」と絶望。
ものの10分で微妙判定を出してしまったものの、
まあ仕方がない。
払った1000円分のもとはとるのだ。

と思ってみていても、フェイスハガーに襲われるのは男ばかり。
やっと現れた女性は、成体のほうに殺されてしまう。
エイリアンではなく、プレデリアン(オスの力を得たメス=補完された最強生物)だから、最早性暴力のメタファーなどではないのかもしれない。
単純に人間に対する脅威なのかもしれない。
うーむやっぱりこれ、タイトルを「プレデリアンVSプレデター」にしたほうが良いんじゃないの?と思い始める。

さて、森ではプレデター(今回は、エイリアン殲滅任務を帯びた「ザ・クリーナー」らしいが)が、証拠隠滅のため、父子の遺体およびフェイスハガーの抜け殻を青い綺麗な溶解液で跡形もなく溶かしている。
その現場を保安官が目撃。
尋常ならざる出来事に保安官は必死で逃げるが、つかまって殺されてしまう。探しに来た仲間の保安官の見たものは、逆さに吊るされ皮をはがれた同僚の姿…。

はいここストップ!
え、これ吊るす場面なの?
ちょっとプレデター2が手元にないので思い出せないのだが、
殺す→吊るす。はプレデターの習慣的行動ではなく(だって殺しっぱなしのときもある)、何らかの意図をもったディスプレイ(戦利品に対する儀式か、もしくは威嚇)であるはず。
…と思っていたのだが違うの??
任務遂行中に、人間ごときに至近距離に近づかれた挙句、目撃者を消すために殺すのは仕方ないとしても皮まで剥いで吊るすのは誇り高き戦闘民族としてどうなんですかプレデターさん。
それ何か意味ある行動なんですか?それともザ・クリーナーは戦士じゃないから誇りないのかなあ、やだなあ。

と、なんかこの辺まででかなり萎えてくる。
ルールの崩壊したファンタジーほど萎えるものはない。

このあとしばらく、プチ群像劇的なパニックホラーが続く。
AVPの戦いによって発電所がやられて町が停電しているので
画面が暗い。
エイリアンがプレデターっぽい造形になっているので、
もうどっちがどっちやら。
なにがなんやら。

AVP大好きーのくせにあんまり戦闘に興味がない私は
眠くなってしまいましたよ。
でもここでひとつ疑問が浮上したのは、プレデリアンの数多すぎじゃないか?ということ。
冒頭の宇宙船でプレデターから生まれたプレデリアンは1体。
フェイスハガーはプレデターが実験用水槽で飼っていたのがたくさんいたから、人間に生ませたノーマルエイリアンが増えるのは構わないのだが、プレデリアンは1体しかいちゃダメじゃない??
それとも宇宙船墜落のごたごたで、フェイスハガー頑張っちゃったのかな。
プレデリアン何体か生まれたのかな。

てか、クイーン亡き今どうやってこの先増えていくんだエイリアン…
と、思っていたら!
病院に横付けされた車から、妊婦が!
臨月近い妊婦が車椅子で院内へ運ばれて行くではないか!

こ、これは妊婦襲撃フラグ!?
そのあとも、新生児室を舐めるように見回すプレデリアンが映ったり。

基本的に、子どもと動物を殺すシーンがあると、その映画はB級扱い。
万人に見せたいという意図が欠けている(あるいは意図的に欠いている)ということなので。
この映画、既に森の父子の子どものほうがチェストバスターに殺されるシーン映してるので、このうえ新生児なんか殺すシーンあったらえらいことよあわわわわ。
と、心配してみる。
心配というか製作者がこの映画をどこに位置づけたいのかが気になってみる。

新生児は結局無事だったのですが、
襲われたのは破水した妊婦。
ぎゃー、予想的中やな感じ。
と思っていたら、
プレデリアンのやつめ、妊婦の顔になにかを貼り付けて
口から卵を産みつけやがったひいいいい((((;´゚Д゚)))

妊婦の喉が、卵を飲み込む蛇の腹のようにうねる。
そして腹は裂け、かわいい6つ子ちゃんエイリアン誕生。
…グロすぎるなにこれorz

問答無用の強姦者エイリアンと、幾分紳士な戦士プレデターの子どもは、妊婦を犯すとかもうどれだけ極悪非道なの、といった残虐ファイターになったらしい。
怖すぎる、がんばってプレデター。
地球に平和をとりもどして。

…と、あくまでも正義は「オス」にありなんだな。
逆にはできないものなのか。
エイリアンがメスである限り(本能的・動物的)、プレデターというオス(文化的・知性的)には勝てないのか。女の自分としてはエイリアンに肩入れしてみたい気分でもある。
でもまあ、元々が女性への性暴力のメタファーであるエイリアンに、私が肩入れするのも変な話なのか…。

あれ。
それって、そもそも
「女に味方はいない」っていうこと?
メスの生態をもって、メス(女性)を犯すエイリアンは、
やっぱりどこまでいっても女の分断を意味するのか。

逆に言えばオスはシンプル。
ってことなのかしら(笑)

まあそれはともかく。
逃げ惑う人々は軍隊に保護を要請。
すぐ助けに行くから町の広場で待て。
と、指示する大佐。
しかし大佐は、「上からの指示」により、町を核爆弾で更地にする気満々。

エイリアンとプレデターのオスメス対決を高みの見物し、
対決終了の最終決定権を持っているのは
“Human”であったのだ…。

よく言われているように、Human/mankind=人間/人類は
man=男であり、woman=女ではありえない。
男性>オス>メス>女性のヒエラルキー完成。
あまりのわかりやすさに唖然とする私。
うん。1のレビューでね。
男尊女卑がどうとか喚いたりしませんよ。って言ったけどね。
これはどうなの、わかり易すぎないの?
あんまりに安易じゃないの?

と思っていたら。
すべてが終わった後に、プレデターの銃を回収した大佐が緊張した面持ちで報告に向かったのは、軍もしくは政府の幹部と思しき「女性」だった。
女性>男性>オス>メス>女性
思わず キタ(゚∀゚)コレ! と胸のうちで拍手喝采する私。
女性を権力のある側(幹部)とない側(逃げ惑い殺される)に分断してはいるものの、ヒエラルキーを逆転!

男と女の戦いには、まだまだ決着がつかないようだ。


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コメント 7

里音★

おぉ、見ましたか(*´∀`*)美味しいとこだけもってった軍隊やだー((黙
by 里音★ (2008-01-03 09:25) 

あおせ

いやでもあれ以外、事態を収拾する方法ないでしょうにwww
by あおせ (2008-01-03 11:14) 

NO NAME

すばらしい感想です。感動しました。AVP2より感動しました(涙)
by NO NAME (2008-01-22 01:06) 

あおせ

>NO NAMEさん
ありがとうございます~。
AVP2は…マニア受け度は高いですが、映画自体は所詮企画物ですからね…。感動は期待できません(笑)
by あおせ (2008-01-22 01:30) 

岡田敬つぐ

プレデターかっこいい。                      終わりかたズルイよ。                      プレデリアンつよい。
by 岡田敬つぐ (2008-05-03 16:11) 

NANASHI

なんか気持ちの悪い男女論になってますね。貴女の考え方を男女逆にして考えてみましょう。「男が権力側!やったー!」と拍手喝采する男を想像してみましょう。なんか、貴方は田嶋陽子みたいな人ですね。あと、「男・女性」表現はいただけませんな。それでは
by NANASHI (2014-03-27 22:12) 

あおせ

>NANASHIさま
コメントありがとうございます。
1のレビューには書いたのですが、この映画が女性蔑視とか男尊女卑だと思っているわけではありませんし、「監督や製作者が、気持ち悪い男女論を持っているからこんな映画が出来たのだ!こんな世の中を正すべき!」といった馬鹿なことを思っているわけでもありません。

「男・女性」表記は気をつけていたのですが、統一していないので勢いでどこかで書いてしまったかも知れませんが、「女」「男性」という表記も使っておりますので、男性を下に見る意図はなかったことを言い訳させてください。

また、「拍手喝采」したのは、女が権力側になるからではなく、単純な構図になりそうだった映画が複雑に=面白くなりそうだったからです。

私の表現が至らず、不快な思いをさせてしまい申し訳ありません。
by あおせ (2014-03-30 11:24) 

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